• 2016.09.03
  • サプライズに必要なコンセプトとストーリーとは?

  • sevenlights

     

    夜景の見える窓際の席。美味しい食事を楽しんでいるおふたり。突然店内のBGMが「ハッピーバースデー」に変わり、運ばれてくるスペシャルデザート。プレートには「おめでとう」の文字…

    おふたりで楽しむデート。カフェのテラス席でくつろぐおふたりの前で、まるで時間が止まった様に立ち止まる通行人。どこからともなくアップテンポな曲がかかり、踊りだす人々。呆気にとられている彼女の目の前で、彼もその輪の中に飛び出して踊り始める。ダンスが終わると、彼が膝をついて彼女にプロポーズ…

     

    世の中には、たくさんのサプライズがあります。
    そのどれもが、「喜んでほしい」という純粋な思いに基づく、とても素敵なものです。
    でも、ここでちょっと立ち止まって考えてみてほしいのです。
    上のような例。あなたの大切な人にとって、本当に心震える瞬間になっていますか?

     

    Surprise Holicでは、これを良しとしません。
    理由は簡単です。

    「ターゲットが誰であったとしても同じことができるから」

     

    これでは本当の意味で、「たったひとりのためのサプライズ」にはならないのです。
    100人いたら、100人の人生がある。
    それはつまり、100個の物語が存在していて、感じ方や価値観、個性もそれぞれ違うということです。

     

    だからSurprise Holicでは、ひとつひとつのご依頼に対して「コンセプト」と「ストーリー」を立てるところから始めます。
    もっとシンプルに言うなら、「どんな気持ちを、なぜ、どのように伝えたいか」ということ。

    例えば、誰かの誕生日をお祝いしたいと思ったとします。
    多くの場合、人はそれ以上に深い理由は持っていません。
    「何故お祝いしたいの?」なんて聞かれても、「だって、誕生日だから」と答えるのが当たり前です。
    でも、それだけじゃないと思うんです。

     

    「お祝いしたい」と思ったということは、「喜んでほしい」と思ったということ。
    「喜んでほしい」と思ったということは、その人を「大切だ」と思っているということ。

     

    人が人を大切に思う以上、そこにはその人たちだけの物語があると考えます。
    それは、依頼人とターゲットの関係性や、出逢った経緯、今までにあった印象的な出来事やそれぞれの人間性によって変わってきます。
    長い時間をかけて依頼人からお話を伺う内に、そこに存在する物語が見えてくる。
    そして、それは時として、依頼人すら気付かなかった気持ちへの気付きになったりもします。
    今まで言語化されていなかった、「なぜ、喜んでほしいのか」という気持ちが言語化されたとき、そこにコンセプトが産まれます。

     

    それは例えば、いつも笑顔をくれた人に向ける最高に楽しいサプライズになるかもしれない。共に新しいチャレンジをし続けてくれた人に、新たな冒険を告げるプロポーズになるかもしれない。いつも支えてくれた家族に向けて、変わらぬ愛と未来を約束する夜になるかもしれない。

     

    「コンセプト」とは、依頼人の中にある「気持ち」のことです。
    そして「ストーリー」とはその気持ちの伝え方。
    どうすれば一番喜んでもらえる形で気持ちを伝えられるか、その方法です。

     

    例えば、もしターゲットが家族と故郷を愛する人だったら。故郷を遠く離れて、夢を追うためにひとり上京してきた人だったとしたら。

     

    最初のレストランの例に戻ってみましょう。
    もし、そこで出された料理が全て、相手の故郷の味だったら?
    デザートと言って取り外された蓋の中に、家族からの応援の手紙が添えられていたら?

     

    単純に「おめでとう」を伝えるだけじゃなくて、その人に一番喜んでもらえることを考えたい。ターゲットが今、一番言ってもらいたい言葉は何なのか。どんな気持ちを伝えられたら、一番嬉しいか。
    その「一番」を探し続けることが、何よりのプレゼントだと考えます。
    誰だって、「自分のことを想ってくれていた」という実感以上に喜ぶプレゼントはないはずですから。

     

    だから、「誰にでも同じことができてしまう」というサプライズはしたくないのです。

    人が人を思うカタチはそれぞれ違うはずなので。

    もしあなたが誰かの喜ぶ顔を見たいと思ったときは、是非お気軽にご相談下さい。

    「あなたが想像するその人の喜んでる顔って、どんな笑顔ですか?」

    そんな面倒くさい質問から始めさせていただきます。

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